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琉球アンダーグラウンド

 
進化/深化した
琉球音楽の新しいカタチ

クラブミュージックと沖縄民謡をまったく新しい形で融合させている琉球アンダーグラウンド。その2枚目のアルバム「mo ashibi」が4月23日にリリースされた。
琉球アンダーグラウンドは、 米カリフォルニア生まれのジョン・テイラーと、英ニューキャッスル生まれのキース・ゴードンが、1998年10月、沖縄で出会った事からスタートした。現在は、キースのみが沖縄在住でジョンはアメリカ在住。海を越えた創作活動が続いている。
前回の取材に比べて格段に日本語が上達したキース・ゴードンに、新作について話を聞いた。

内里美香がボーカルで参加

●先行発売された喜納昌吉さんの「花」について教えてください。

「すごく美しい曲で、最初にこの曲を聴いた時には感動しました。でも、世界的にも有名な曲だし、自分たちでやるとなると、みんなそれぞれに『花』のイメージを持っているから、プレッシャーもありました。出来上がった曲を喜納さんに聴いてもらったら、『面白い』と言ってくれてすごく自信になりましたね」

●ボーカルで、内里美香さんが参加されていますね。

「彼女の1stアルバムが大好きなんです。まだ22才なのに、いろいろな経験を積んだ声で成熟した感じがあるんですよね。その一方で若くてオープンマインドな感じもある。何にでもトライしたいという気持ちもあるし、琉球アンダーグラウンドの音楽とフィットすると思いました。
最初に、彼女をボーカルに選んでから曲を決めていきました。『恋路の花』と『赤田首里殿内』は、彼女の意見です。『恋のみちくさ』は、彼女のアルバムからサンプリングしました」

メールを通したキャッチボール

●ジョンさんとは、沖縄、アメリカと、離れた場所に住んでいるわけですが、どういう風にして音楽を作っていくんですか。

「曲ごとに、いろんなプロセスがありますね。基本は、それぞれ別々に作ってみて、出来たものを交換して互いに手を加えていくんです。メールでキャッチボールしながらのやり取りですね。でも、2人でスタジオに入って仕上げる曲もあります。例えば『赤田首里殿内』は、シンプルでナチュラルな形で仕上げたかったので、ベースやキーボードを生で録音したりしました。離れているので、確かに時間はかかると思います」

●前回は、サンプリングメインでしたが、ボーカルを含めて、今回は生な感じの作りになっていますよね。

「1stの時はお金がなくてサンプリングしかできなかったんです。(笑)生のボーカルだと、しばられない、とてもフリーな感じがしますよね。唄も美香さんのフィーリングで歌ってもらえるし。すごくナチュラル。何回やっても同じにならないのが面白いですよね」

ニューヨークや東京でも

●どういう人に聴かれているんでしょうか。

「クラブミュージックに興味のある人、それと沖縄民謡に興味をもった若い人が多いと思います。ニューヨークでプレイされたり、東京でも須永(辰緒)さんとかが、よくかけてくれているみたいです。意外にあちこちでかかっているみたいですね」

7月には、パートナーのジョン・テイラーが来日して、初めての2人揃ってのパフォーマンスが沖縄で行なわれる。従来の沖縄音楽とはまったく別な位置にありながら、とても深く沖縄のルーツミュージックと結びついた、琉球アンダーグラウンドの音楽。ジャマイカのラヴァーズ・ダブ、アンビエント、ドラムンベース、ブラジリアンハウスなど、様々なクラブミュージックとの結びつきは、沖縄音楽の新たな可能性を示してくれるに違いない。

(2003年3月14日 那覇市久茂地 JTプラザ)

■「mo ashibi」琉球ダンーグラウンド(リスペクトレコード/2940円)
1.Hana〜ExtendedMix〜
2.Mo Ashibi
3.Koi no Michikusa
4.Kuiji nu Hana
5.Sefa Utaki
6.East is East
7.Seragaki
8.Kanasando
9.Akata Sundunchi

■プロフィール
 ジョン・テイラーとキース・ゴードンが、沖縄で出会いスタートしたユニット。2002年3月に発売した1stアルバム「琉球アンダーグラウンド」 は、沖縄民謡のブレイクビーツ化!? などと好評を得た。4月には2ndアルバム「mo ashibi」を発表。7月には2人揃って初めてのリリースパーティーを沖縄で行なう。


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